Troubleshooting errors

このページでは、Ads Data Hub でデータをクエリする際に発生する可能性のあるエラー メッセージについて説明し、トラブルシューティングに関するガイダンスを紹介します。

エラー メッセージは次の場所に表示されます。

• Ads Data Hub UI でクエリを編集している際に、クエリテキストの上の検証ボックスにエラー メッセージが表示されます。[バリデーションを表示] をクリックすると、エラーテキストを開くことができます。
  
• クエリを実行しても完了できないと、ジョブに固有の [詳細] フィールドに [エラー] フィールドが追加され、そこにエラー メッセージが表示されます。最近のジョブのリストは、Ads Data Hub UI で [ジョブ] をクリックすると表示されます。
  
• Ads Data Hub API で operations リソースを使用してエラー メッセージを取得できます。

以下の表には、表示される可能性のあるエラー メッセージがすべて含まれているわけではありません。関連するエラーがここにない場合、または推奨される手順で問題が解決しない場合は、サポートにお問い合わせください。

エラー メッセージ	説明	トラブルシューティング
クエリ実行中にリソースが超過しました。割り当てられたメモリでクエリを実行できませんでした。	このエラーは、クエリの実行に必要なメモリが多すぎる場合に返されます。	再集計を避けます。 データの期間を短くします。 クエリを複数の小さなクエリに分割し、BigQuery で出力を結合します。あるいは、一時テーブルを使用してクエリを分割してみます。 大きい方のテーブルがすべての JOIN の左側にあることを確認します。 Ads Data Hub の ベスト プラクティスを確認します。 BigQuery のエラー メッセージの記事で追加のトラブルシューティングを確認します。
BigQuery エラー。 エラーコード: 内部	このエラーが返される原因はさまざまです。このエラーの一般的な原因は次のとおりです。
	一時的な問題またはタイムアウト	クエリを再度実行してみてください。
	OFFSET() または ORDINAL() を使用している（インデックスが範囲外の場合）	OFFSET() または ORDINAL() を削除するか、代わりに SAFE_OFFSET() または SAFE_ORDINAL() を使用して書き換えます。（ 参照）。
	再集計によりデータのオーバーフローが発生している。	クエリでの再集計を避けます。 未集計データを集計データに結合してから再集計することを避けます。
	結果に NULL 要素を含む配列がある	配列内の NULL 要素に関する BigQuery の ルールを確認してください。
	上記のシナリオのいずれにもクエリが当てはまらない場合は、Ads Data Hub サポートにお問い合わせのうえ、エラーを診断してしてください。
見つかりません: データセット <myproject:mydataset> はロケーション <regioncode> で見つかりませんでした。	このエラーは、Ads Data Hub インスタンスと同じリージョンにない BigQuery データセットにクエリ結果を出力しようとすると返されます。	Ads Data Hub インスタンスと同じリージョンにあるデータセットを指定して、ジョブを再実行します。 Ads Data Hub インスタンスと同じリージョンにあるデータセット内のデータをコピーするか 再作成します。 米国または EU の Ads Data Hub インスタンスの場合は、 マルチリージョンのロケーションとして US または EU を指定します。us-east1 や europe-west1 などの特定のリージョンを指定すると、ジョブが失敗します。
	Ads Data Hub サポートは、Ads Data Hub インスタンスに割り当てられたリージョンを変更できません。
BigQuery でテーブルにアクセスできません。	BigQuery の出力テーブルへのアクセス権がない場合、結果のプレビュー中にこのエラーが返されます。	BigQuery の適切な認証情報を持つ組織内の誰かに、テーブルを表示する権限を付与してもらいます。 BigQuery で表示する権限がある出力テーブルを指定して、クエリを再実行します。
クエリが Ads Data Hub のプライバシー チェックに合格しませんでした。クエリが集計要件と差異チェックを満たしていることを確認してください。 エラーコード: 0400	このエラーは、次の場合に発生します。 クエリ結果の集計が不十分か、以前の結果と類似しすぎている場合。	各結果行が必要な最小ユーザー数（ほとんどの場合は 50 人、クリックとコンバージョンのみにアクセスする場合は 10 人）を満たしていることを確認します。 クエリのテストにはサンドボックス データを使用します。 Ads Data Hub の ベスト プラクティスを確認します。
システムエラー。サポートにお問い合わせください。 エラーコード: 内部	このエラーが返される原因はさまざまです。このエラーの一般的な原因は次のとおりです。
	Ads Data Hub インスタンスと同じリージョンにないファーストパーティ テーブルをクエリしている	ファーストパーティ データを、Ads Data Hub インスタンスと同じリージョンにあるデータセットにコピーします。
	タイムスタンプのオーバーフロー	TIMESTAMP_MICROS() を使用して、時間フィールド（query_id.time_usec など）をマイクロ秒からタイムスタンプに変換します。
	Google ドライブ ストレージでホストされているデータをクエリしている	Google Cloud ストレージでデータをホストします。
	プロジェクトに対して課金が有効になっていません	Google Cloud コンソールでプロジェクトの請求先アカウントを追加します。（詳細）。このタスクに関してご質問がある場合は、BigQuery サポートチームにお問い合わせいただくか、請求に関する問題の詳細について、BigQuery ヘルプセンターの記事をご覧ください。
	上記のシナリオのいずれにもクエリが当てはまらない場合は、Ads Data Hub サポートにお問い合わせのうえ、エラーを診断してしてください。
クエリには <number> 個のユーザーセットが含まれており、制限（100, 000）を超えている	このエラーは、クエリ結果に制限（100,000）を超えるユーザーセットが含まれる場合に返されます。ユーザーセットは、Ads Data Hub における最も基本的な保護単位です。クエリは、ユーザーレベルの Ads Data Hub テーブルからデータを取得するたびに 1 つのユーザーセットを取得します。	クエリの複雑さを軽減します。 特にユーザーレベルの Ads Data Hub テーブルの場合は、クエリ内の JOIN の数を減らします。 より短い期間でクエリを実行してみてください。 クエリを複数の小さなクエリに分割します。
注意: ファーストパーティ データのテーブルを使用するクエリについては、同意設定を更新する必要があります。	このエラーは、ユーザーの同意を取得していることを確認していない場合に、クエリがファーストパーティ データのテーブルを参照すると返されます。	ユーザーの同意を取得して確認します。 ファーストパーティ データのテーブルへの参照を削除します。
異なる Google サービスのテーブルは結合できません。各 Google サービスを個別に集計し、 の後に結合してください。	このエラーは、ポリシー分離テーブルで許可されない組み合わせを使用した場合など、クエリが異なる Google サービスのデータを結合した場合に返されます。	次のいずれかの方法で、各 Google サービスを個別の結果に分割します。 各クエリを 1 つの Google サービスに制限する OPTIONS(privacy_checked_export=true) を含む CREATE TABLE ステートメントを使用する
クエリ検証エラーにより、ノイズ注入が無効になっています。 エクスポートされていないテーブルには、作成されたときと同じプライバシー モード（<tablename>）でアクセスする必要があります。	エクスポートされていないテーブルからクエリを読み取る場合は、エクスポートされていないテーブルの作成に使用されたプライバシー モード（差分チェックとノイズの両方を使用するか、両方ともノイズを使用する）を使用する必要があります。	このクエリを別のプライバシー モードで実行します。 選択したプライバシー モードでエクスポートされていないテーブルを作成し、同じプライバシー モードでこのクエリを再実行します。 テーブルから読み取るクエリで、エクスポートされていないテーブルを作成します。 代わりにテーブルをエクスポートします。 単一のクエリを使用して複数のテーブルをエクスポートするをご覧ください。
設定に失敗しました。アカウントで UPDM の設定中に問題が発生しました。下のボタンをクリックして、サポートにお問い合わせください。	このエラーは、Google Cloud プロジェクトで ドメインで制限された共有（DRS）が有効になっている場合に発生することがあります。	Google Cloud プロジェクトで DRS を一時的に無効にして、UPDM の設定を完了します。設定が完了したら、DRS を再度有効にできます。組織のポリシーにより DRS を無効にできない場合は、サポートチームにお問い合わせください。